SMAPの解散騒動ですが、気になったのは、有名人も含めたファンの声です。
曰く、「SMAPだけは解散して欲しくない」というもの。
彼らは、本当にSMAPのファンなのでしょうか。
つまり、もし本当のファンなら、解散しようがしまいが、メンバーが幸せでいられるような状態を望むのではないか、という話です。
確かに、執着というのは、極めて人間的なものです。
しかし、それがどんなものであれ、グループに対して、「絶対にバラバラになるな」と求めることは、ひどく非人間的なものに思われます。
CDを購買することで、「解散をしないで欲しい」というメッセージを送るなどという運動も起こっていたようです。
正直なところ、誰かの首根っこをつかまえて、何かを強制するということには、空恐ろしいものを感じざるを得ません。
事務所がメンバーを従わせたことを批判するのと同じ人が、メンバーに解散を回避するように強く求めるその様は、同族嫌悪としか思われないのです。